診断基準が難しいうつ病【精神的な安定を手に入れよう】

看護師

病気のガイドライン

カウンセリング

基準が何故つくられたか

うつ病の診断はそれぞれの国の研究機関や病院等によって違う基準で診断されており、病気の分類や診断がバラバラになっていました。そのことで心の病気の研究や調査の発展に不都合が生じていました。そこで病気を分類して適切な判断を下すための診断基準であるガイドラインを定めることになったのです。診断基準にはWHOの国際疾病分類である「ICD-10」と米国精神医学会の「DSM-5」の2種類があります。これらはうつ病に見られる症状を記述した診断項目を多数あげて、当てはまる項目がいくつ当てはまるかを調べることで決めるようになっています。「ICD-10」は国際的な合意のもとにまとめられており、日本の厚生労働省はこちらを推奨しています。1953年にアメリカで国内の大学や研究機関等の医療現場を想定して作成されてから改稿が重ねられ、2013年にDSM-5が最新版として発表されています。しかし実際に使用されているのは2000年に改訂された「DSM-4-TR」がほとんどという現状です。

2つのガイドラインの内容

「ICD-10」では3つの大項目と7つに小項目に分けられています。大項目と小項目の症状が2週間以上続いていることが前提となり、該当する項目数によって重症度を決めます。そして各項目の個々の症状の程度を考慮にいれ、総合的に判断されます。DSM-5と異なりこの診断基準では非定型うつ病に対する基準の記載はありません。興味と喜びの喪失を認めないと重症になりません。したがって非定型うつ病は興味と喜びの喪失が認められないことが多く、診断基準を満たさなかったり、重症度が低く出てしまう可能性があります。DSM-5は「何か憂鬱だ」といった抑うつ気分がほとんど1日中続く日が最低2週間続いていることが大前提となります。7つの項目のうち4つ以上当てはまる人をうつ病の目安としています。これらの診断基準は本人や家族の話し方、診断する側の経験やとらえ方によって判断が大きく変わる可能性があります。本人も自分の症状に気がついて無い場合もあり、正しく判断できないケースも起こってしまいます。自己診断は禁物ですが、2週間以上気分の落ち込み等が続く場合は早めに受診することが大切となります。

早めの受診が大切

カウンセリング

うつ病は主に2つの診断基準で判断されますが、心の異常だけでなく体にも症状が現れる場合もあります。そういった事を先生に話しをして診断してもらう事がよいです。うつ病の治療には家族などのサポートがとても大切です。焦らずゆっくりと治していく事が大切です。

うつかもと感じたら

医者

うつ病の診断基準にアメリカ精神医学会が開発したDSM-IVと呼ばれる基準があります。うつ病は誰にでもかかる可能性があるとの考え方に基づいています。この基準はうつ病の診断を簡略化したことで評価を得ていますし、一般人も利用できます。これに該当したならば精神科や心療内科にぜひかかってみてください。

自分と向き合う

悩み

うつ病の診断基準はサイトによってや、病院の医師によって異なる場合があります。もし診断結果に納得がいかなかったり、うつ病の症状が緩和されない場合には早めにほかの診察を受けて治療法を変えることが大切です。

素早い診断と治療のために

落ち込み

近年うつ病にかかる人は増えています。うつ病は早期発見し治療することが回復への早道ですが周囲や本人は自覚することが難しい為、場合によっては受診を遅らせてしまう原因にもなっています。その診断には世界的に共通の項目があり診断基準も明確です。それにより早期診断に繋がり患者の命を守ることにもつながっています。

こころの病を治すには

カウンセリング

うつ病は必ず治せます。しかし、適切な診断基準および正しい知識、十分な診察、長い時間を有することをよく理解しておかなくてはなりません。成果がでないことに対し焦らずにじっくりと医師と対話していくことがうつ病治療の近道であると思います。